平成17年度第2回山梨県工業技術センター 試験・研究課題等の外部評価の結果について
−外部評価委員による研究課題の事前評価、中間評価−


 
 
 本外部評価は、平成13年3月策定の「山梨県立試験研究機関における評価指針」に基づいて実施するもので、予算、人材など限られた研究資源の中で、効率的な試験・研究課題の推進、社会経済的ニーズ、政策的ニーズの試験・研究課題への反映等を目的に、平成17年10月24日に実施いたしました。

1.試験研究課題の外部評価に対する考え方


評価の目的

 

 「山梨県立試験研究機関における評価指針(平成13年3月策定)」に基づき、山梨県工業技術センターが計画・実施する試験・研究が、効率的かつ効果的に実施されるよう、公平中立の立場から客観的な評価や意見をいただくために実施する。
 


評価を受ける課題


 

 工業技術センターが実施する研究は、全て評価対象研究課題とする。ただし、国や企業等からの受託研究は、評価対象研究からは除く。

*受託研究は国や企業等の目的に基づいて行うものであり、研究費も委託者が負担するものであるため。


研究課題の評価方法






 

 評価の種類は、事前評価、中間評価、事後評価の3種類とする。評価方法は、効果的・効率的な研究の推進と、研究員の意識啓発をねらいに、客観的判断が可能な5段階評価方式とする。
 

事前評価項目

中間評価項目

事後評価

@研究目的
A研究内容
B期待される成果
 

@ 研究の進捗状況
A 研究継続の必要性 

 

@研究の成果   


 

評価結果に対する
対応





 

事前評価、中間評価では、5点満点で採点したそれぞれの評価の平均点に対し、次のとおり対応する。
@評価の平均点が2点以下の課題は、原則不採用または中止とする。
A評価の平均点が2点をこえ3点未満の課題は、コメントを参考に実施について再検討する。
B評価の平均点が3点以上の課題は、評価コメントを参考に修正し実施する。

事後評価は、それぞれの評価コメントを、技術移転や研究立案に役立てていく。また、評価点は、研究者が自らの研究を客観的に評価するための参考としていく。


2.外部評価委員

[外部評価委員](敬称略 順不同)

氏  名

所    属

役  職

横塚 弘毅

山梨大学

副学長

松本 俊

山梨大学

教授

柴田 正実

山梨大学

教授

菅沼 研一

山梨大学

教授

志田万里子

山梨学院短期大学

教授

雨宮由美子

山梨県環境科学検査センター

取締役

遠藤 好司

(株)はくばく

常務取締役

高尾 一

(株)アスクテクニカ

代表取締役社長

松岡 甫篁

(株)松岡技術研究所

代表

三木 稔

Mikiジュエリーデザインスタジオ

主宰




3.評価対象課題

   (1)事前評価

 

No.

研究課題名

宝鉱石の旋削加工技術に関する研究

編地の設計因子が風合いに及ぼす影響について

キノコの特性を活かした高品質菓子の開発

環境配慮型和紙製品に関する研究

〜天然由来素材によるインテリア用和紙製品の開発〜

山梨県固有の新しい酵母を用いた地酒のブランド形成に関する研究

生体材料等における微細放電加工特性に関する研究

3D技術の統合化による総合的モノづくり支援システムに関する研究

〜デジタルモックアップによる製品開発プロセスの合理化・効率化〜

低環境負荷型噴射加工法による表面改質技術の開発

樹脂表面の接着性向上に関する研究

−準安定励起種及びプラズマ混合ガスによる微細表面処理加工法の確立−


   (2)中間評価研究課題

 

No.

研究課題名

バイオ技術を用いた地域農林産物からの新規機能性食品の開発

甲州種辛口ワインの味の厚みを増す研究

貴金属装身具のデザイン性向上を目的としたゾルゲル法による着色コーティングに関する研究

高級宝飾品の評価システムの確立に関する研究

超高周波加熱による高速精密熱処理システムの開発

金属素材を用いた燃料電池用セパレータの開発

卓上型妨害電磁波計測システムの開発

組み込み技術を用いたシステムの開発

−安価で信頼性の高い中小企業向け情報収集システムの開発−


4.評価の方法

「1.試験研究課題の外部評価に対する考え方 研究課題の評価方法」に示している方法に基づき、研究主担当者が研究結果についての説明を行い、評価をいただきました。

5.評価結果

事前評価対象9課題の評点は3.14.3(平均は3.7)の範囲で4.0以上の課題は3課題ありました。中間評価対象8課題の評点は3.64.3(平均は4.0)の範囲で4.0以上の課題は6課題ありました。事前及び中間評価対象の全ての課題に対して、総合評点が3.0点以上の評価をいただいたので、外部評価委員からのコメントを参考に研究を実施することとしました。