平成14年度山梨県工業技術センター
試験・研究課題等の外部評価の結果について
−外部評価委員会による平成13年度課題の中間および事後評価−
今回の外部評価は、平成13年3月策定の「山梨県立試験研究機関における評価指針」に基づいて実施するもので、予算、人材など限られた研究資源の中で、効率的な試験・研究課題の推進、社会経済的ニーズ、政策的ニーズの試験・研究課題への反映等を目的に、平成14年5月29日に下記の外部評価委員により研究課題に対する中間・事後評価を行ったものである。
[外部評価委員](敬称略 順不同)◎:委員長、○:副委員長
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| ◎ |
伊藤 洋 |
山梨大学 工学部 教授 |
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鈴木 喬 |
山梨大学 工学部 物質・生命工学科 教授 |
| |
吉岡 正人 |
山梨大学 大学院 工学研究科 自然機能開発専攻 教授 |
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松岡 甫篁 |
松岡技術士事務所 代表 |
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立川 正雄 |
(有)環境計量センター 代表取締役 |
| ○ |
天野 義文 |
山梨大学 工学部 物質・生命工学科 教授 |
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村松 俊夫 |
山梨大学 大学院 教育学研究科 美術教育専修 教授 |
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三木 稔 |
MIKIジュエリーデザインスタジオ 主宰、(社)日本ジュウリーデザイナー協会会長 |
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古屋 正司 |
日独宝石研究所 所長 |
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遠藤 好司 |
(株)はくばく 常務取締役 |
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1.評価対象研究課題
今回の評価対象となった研究課題は、平成13年度に実施した次の21課題である。
(1)中間評価対象研究課題(10課題)
| 1 |
マグネシウム合金の低環境負荷型表面処理技術の開発 |
(共同研究:H13〜H15) |
| 2 |
難接合材のろう付技術に関する研究 |
(共同研究:H12〜H14) |
| 3 |
表面処理による金型鋼の機能性向上に関する研究 |
(共同研究:H13〜H15) |
| 4 |
放電加工面の高品質・高精度化に関する研究 |
(経常研究:H12〜H14) |
5
|
抗菌性物質を賛成する有用乳酸菌を用いたバイオプリザベーションに関する研究 |
(共同研究:H12〜H14)
|
| 6 |
清酒醸造における微生物学的安定化に関する研究 |
(共同研究:H12〜H14) |
| 7 |
健康志向に即した梅加工品製造方法の検討 |
(共同研究:H13〜H14) |
| 8 |
スライドニードル型コンピュータ横編機による試作開発 |
(共同研究:H11〜H14) |
| 9 |
家具の試験装置の開発 |
(経常研究:H13〜H15) |
| 10 |
有害化学物質の微生物による環境浄化技術の開発 |
(特別研究:H13〜H15) |
(2)事後評価対象研究課題(11課題)
| 1 |
無機系吸着剤を凝集剤とした排水中の有害イオンの沈殿処理 |
(共同研究:H13〜H15) |
| 2 |
IT機器の高速化・高周波化に対応したEMC測定手法の研究 |
(経常研究:H13) |
| 3 |
高精密加工技術に関する研究 |
(経常研究:H13) |
| 4 |
鉛レス洋白への穴加工条件の確立 |
(指導補完研究:H13) |
| 5 |
地域農産物による機能性食品の開発 |
(経常研究:H11〜H13) |
| 6 |
宝鉱石の研磨加工技術に関する研究 |
(経常研究:H12〜H13) |
| 7 |
精密鋳造用埋没材の再利用に関する研究 |
(経常研究:H11〜H13) |
| 8 |
繊維製品の色と品質評価に関する研究 |
(共同研究:H13) |
| 9 |
地域食品産業におけるブランド・新商品創出のための調査研究 |
(共同研究:H13) |
| 10 |
お菓子のパッケージデザインの研究 |
(経常研究:H12〜H13) |
| 11 |
甲州種白ワイン製造における亜硫酸使用量の低減化 |
(経常研究:H12〜H13) |
2.外部評価日程及び実施方法
(評価日)
平成13年5月29日(水) 午後1時15分〜5時15分まで
(評価の進め方)
(1) 山梨県行政組織規則に基づき、工業技術センターの設置目的及び役割使命とそれに基づいた工業技術センターの事業体系、概要等について特別研究員が説明を行った。
(2) 前年度実施課題21テーマについて、基盤分野、地場分野の2分野に分け、各研究担当者から事前に提出された所定様式の資料(委員に事前に資料を送付して予め書面審査)を踏まえて、研究課題毎に各研究担当者が研究の背景、目的、内容、実施方法について説明を行った。
(3) 評価委員会は、各研究担当者と質疑応答を行いながら、各研究課題毎に各評価項目について5段階評価を行うとともに評価所信を総合評価としてコメントし、研究成果の普及方法及び今後の新たな研究展開について助言を行った。ヒアリング後に、研究結果評価報告書に評価意見を記述し、報告書を委員長に提出。委員長は委員の意見を別紙のとおり取りまとめた。
(評価例)
・中間評価
|
|
| 評価項目 |
適切 |
|
妥当 |
|
不適当 |
総合評価
(4)
|
| 研究の進捗状況 |
5 |
C |
3 |
2 |
1 |
| 研究内容の妥当性 |
5 |
C |
3 |
2 |
1 |
| 目的達成の可能性 |
5 |
C |
3 |
2 |
1 |
| 期待される研究成果 |
5 |
4 |
B |
2 |
1 |
| 研究継続の必要性 |
5 |
C |
3 |
2 |
1 |
|
・事後評価
|
|
| 評価項目 |
適切 |
|
妥当 |
|
不適当 |
総合評価
(4)
|
| 目的の達成度 |
5 |
C |
3 |
2 |
1 |
| 研究開発の結果 |
5 |
C |
3 |
2 |
1 |
| 成果の実用性及び活用効果 |
5 |
4 |
B |
2 |
1 |
| 今後の展開 |
5 |
C |
3 |
2 |
1 |
|
3.研究課題についての評価結果
平成13年度に実施した21課題の総合評点は、中間評価対象課題(10課題)が2.8〜4.6(平 均:3.9)の範囲で、4.0以上が6課題、3.0以下が1課題で、事後評価対象課題(11課題)が3.5〜4.6(平均:4.0)の範囲で、4.0以上が8課題、3.0以下は無く、ほとんどの研究課題について高い評価結果を得た。
4.外部評価の問題点と対応について
・基盤分野と地場分野の2分野に分けてヒアリング審査を行ったが、中間及び事後評価を行うため、1課題に対する説明時間が短く、審査方法の改善余地がある。
・評価項目については、委員個人のバイアスがかかるので考察を行う必要がある。
・評価結果をどのように活用するのかを明確に。
・研究者の積極性を推し進める評価を行う必要がある。また、実施についても大変な作業量であるので、効率的な評価制度にする必要がある。
5.総括
・多岐にわたるバラエティに富んだ研究を行っており有意義だった。
・公設試の研究課題について、業界からの要望・問題解決のための研究とセンターの資質向上のための基礎的な研究の両面のバランスが必要である。
・テーマの設定と発表のプロセスの中で若干のズレがある。
・地場産業のニーズ(特に宝飾業界関連)や環境を十分理解した上でのテーマ設定や、課題の設定をしてもらいたい。